(総合技術監理部門・建設部門)

幸   徹

 

ライト工業株式会社中国支店

 

 

 

 

 

略歴

19581126日生

●大分県出身

●専門建設業会社勤務・

技術士論文は斜面安定でした。博多に住んでいましたが,転勤後,

広島に単身赴任・一人息子の大学進学とともに今年女房が広島に来ました。

 

最近,ブログに凝っている。昨年の1月から書き始めているので,おおよそ一年半になる。ブログ

は日記風簡易ホームページとして紹介されているように,特別な知識やテクニックが不要で,誰に

でも始められる。その日に起きた出来事や,自分の意見をテキストとして掲載し,写真や動画,リ

ンクなどを貼り付ければ完成する。ブログが日記と異なる点は,自分だけのために書くのではなく,

他人に読まれることを前提として書くことだろう。そのため,不特定多数の他人を意識して書くこ

とになる。それは,一方通行ではあるものの,立派な情報の発信である。とはいえ,ブログに書い

ていることは,〜食べた。〜と呑んだ。〜へ行った。といった卑近な記事が中心であり,あとから

見れば他愛もない文章だ。何気ない日常を切り取って,記事(コメント)にする。ただそれだけの

ことだが,多くは,全く知らない他人(仲間内から始まる場合もあるが)に読んで貰わなくてはい

けない。というより,読んで貰うことが目的である。ただ,それはあくまで結果であり,書き手に

は,読んで貰うためにできる手段は限られている。そのひとつは,読み手に如何に興味をもたせる

かである。そのため,記事の掲載は,ある意味緊張する一瞬である。また継続する(更新する)こ

とも読んで貰うための必要条件であり,何気ない日々の日記を書くのも,続けるとなれば結構大変

である。文章を書くことの難しさを痛感する毎日である。

文章を書くと言えば,技術士試験は,論文を主として評価される試験である。若い技術士を目指す

方々に,論文の書き方についてコメントを求められることがある。そのとき私は,次のような事を

良く言う。あなたの論文を,奥さんや,仕事とは無縁の友人に読んで貰ってください。あるいは,

読ませるつもりで書いてください。そうして,詳しいことは解らないけど,あなたが言いたい事の,

概要だけでもなんとなくわかると言って貰える文章に仕上げてくださいと。技術士が書く文章は,

ひとりよがりになっては決していけないと思うし,我々には,専門家として多くの一般人へ理解し

てもらうための説明責任がある。たぶん,技術士試験の論文では,そういった資質が問われる部分

が多いのではないのだろうか。

ブログが技術士試験の練習になるとは決して思わないけれど,このような日常に潜むちょっとした

ニュースに敏感になると言うことは,わたしの知的好奇心を十分に刺激する。知的好奇心を持ち続け

る事は,技術者としての自己を磨く研磨材に(たぶん)なっているだろう。

(なお,私のブログは「ねこヒゲ通信」で検索して頂ければ見られます。)

 

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